ジャパニフィケーション(日本化)という言葉は色んな意味で使われますが、この記事で使われているのは悪い意味、少子高齢化と社会保障の財源確保の問題が東南アジアへ迫りつつあるという記事です。
老いゆく東南アジア、迫る「日本化」https://t.co/DdRbnj0PTa
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) 2024年2月13日
急速な高齢化で人口ボーナス期は終幕。定年はタイの55歳など早く、公的年金カバー率も4分の1どまり。働き手が減るなか、社会保障の財源確保は難題です。#日経_チャートは語る pic.twitter.com/pxapsqbAMQ
記事は日経新聞の有料記事(ただし無料登録すると月一回だけ無料で見れる仕様)なので、ツイッターで見れるグラフ以上の引用は控えますが、東南アジア11カ国の生産人口が2024年から下り坂に入る、また国によっては公的年金のカバー率が日本に比べて低いと指摘されています。
リタイア民に関係してくる所だと、国内では今以上の労働者不足が考えられます。東南アジアでも人手不足になると世界中で若者の取り合いとなり、日本を選ぶ人が減る結果サービスの質が低下、特に外国人に頼っている24時間営業のコンビニエンスストアなんかは無くなるかもしれません。
海外だとリタイアメントビザの条件悪化が予想されます。最近だとマレーシアのMM2Hやタイランドエリートが改悪されましたが、この流れが全世界に波及する事もありうる。財政的に年寄りの面倒は自国民で精一杯なので、自分で自分の面倒見れる金持ちだけ来いと。
もし日本がこの問題をソフトランディングできれば、世界の先進国として尊敬を集める事間違いなしなのですが、残念ながらその気配が全くない。むしろ財源問題を無視して社会保障費を増やすとこうなるよという、悪い例として世界に名を馳せるようになりそうな気がします。