孤独のFIRE

天涯孤独・社会的孤立状態のアラフィフ親父がFIREという名の無職を続ける記録

馬鹿という人が馬鹿という話

最近ネット界隈は税金の問題ばかり目にしますが、正直言えば自分はあまり熱心に追いかけてはいません。自分が増税論に興味がない理由は幾つかありますが、1つには国の財政や人口動態を考えたら負担増はほぼ不可避であり既定路線であるという事。

もう一つは今の減税・増税をめぐる議論がかなり党派性を帯びている事、中でもれいわ新撰組のように貧困層ルサンチマンを煽る極左政党の信者が、間違った経済理論に基づき与党のやる事なら何でも罵声を浴びせる風潮に嫌気がさしたのもあります。

そんな中で見かけたネット記事なのですが、ちょっと前までおバカタレントに分類されていた長嶋一茂が岸田政権の減税を巡る右往左往をテレビ番組で批判していたらしく、本文から少し引用します。

玉川徹氏が問題続出の岸田政権を「お笑い岸田内閣」と揶揄 長嶋一茂も「バカなの?」

当初、岸田首相は税収増分を還元するとして減税を打ち出していたが、8日になって税収増分はすでに使い切り、国債発行しなければ減税できないことが明らかになっている。

国民の誰もが開いた口が塞がらない状況に玉川氏は「悪い冗談としか思えなくて、むしろ呆れて笑ってしまう。もうお笑い岸田内閣って感じになってる」とクサし、この日出演した長嶋一茂も「バカなの?ってことでしょ」と呆れた。

 

これ読んでみなさんどう思いますでしょうか。「国民の誰もが開いた口が塞がらない」とありますが、自分は正直呆れるどころか当たり前の事を言っていると思いましたし、これで鬼の首を取ったようにマウント取る人はさすがにまずいんじゃないかと思います。

プライマリーバランスが赤字である以上、税収が増えても財源にはならず赤字の増えるスピードがちょびっと減るだけ。それを還元できると口走ったのは世論に負けたからであり、結局国民のレベルを超えた政治家は出ないというだけの話です。

これを人気取りの偽減税と言って批判するなら、れいわなんかどうなるんだと思いますね。消費税をゼロにして不足分を全て国債で賄うと言っているのですから、岸田首相が馬鹿なら山本太郎は大馬鹿者になると思うのですが如何でしょうか。

 

このブログはFIREを応援する立場から、日本でFIREする最大のリスクが巨額な財政赤字にあると繰り返し主張しています。この件について安心ポルノにどっぷり漬かって無関心でいると、いずれは投資元本を根こそぎ国に奪われる事になる。

次の国政選挙が何時になるのかは分かりませんが、財政赤字を国の最大の問題と思う人であれば、次の投票先は立憲民主党一択です。アレルギーのある方も多いかと思いますが、政権公約で財政規律を訴える政党は自分の知る限り他にはありません。

岸田だけでなく山本も玉木も自分に言わせればバラ巻き型のポピュリスト。とてもでないが政権を任せるに値しない人物です。維新の会はあまり詳しくないですが、大阪万博を巡るドタバタ劇を見る限り、やはり血税の無駄使いを何とも思わない連中なのかと思います。

もちろん価値観は人それぞれですので、LGBTけしからんと思う人は日本保守党に入れればいい。ただこの国にもしもの事があった時、左翼のネチズンが更に貧しくなっても自分はだから言っただろと思うだけで助けの手は差し伸べないというだけの話です。