
明けましておめでとうございます。今年もFIRE民およびFIRE志望者にとって実りある1年である事をお祈りしております。本日NISAの年初一括購入分が証券口座に反映されましたので、2026年初頭時点のポートフォリオを公開します。
早いもので2024年に始まった新NISAの積立も今年で3年目に突入、同時にリタイア済の方々にとっては、例の金融所得を健康保険料に換算する法改正の結論が出るXデーがじわじわと迫っている正念場の年でもあります。
聞いた話だと当初は後期高齢者に優先して適用する方向で話がまとまりつつあるらしく、今のところはFIRE民を狙い撃ちする兆候は感じられませんが、財政のひっ迫と共に適用年齢を下げざる負えない事は容易に想像がつきます。
自分としては悲観も楽観もしないように努めています。今は特定口座の確定申告をしない代わりに二重課税の還付を放棄している訳ですが、新NISA枠を最短で埋めつつ詳細が決まり次第シミュレーションの上で得な方を選ぶしかないと思っています。
そうした事情もあり今年は成長投資枠だけでなく積立投資枠も一括で購入しました。正確には1月に1198800円のボーナス払い+月100円の積立という設定ですが、実質与えられた枠の3/5まで埋めた事になるかと思います。
また新しく加わった楽天SCHDはその方針の迷いから買い始めた商品。確定申告で外国税額控除を申告できるか不透明なので、二重課税調整の制度が適用される国内投資信託で少しでも配当金を増やせないかと考えてのお試し購入です。
その他の商品については引き続き米国偏重からの脱出を進めており、攻めの枠のVOOを利確して全世界へ、守りの枠のドル建てMMFを金ETFと仮想通貨へ、先が見えない中ああでもないこうでもないと試行錯誤している所です。
またグラフには含めていませんが、去年から金貨・銀貨をこつこつ買い集めています。いわゆるアンティークコインではなく地金型に近いプレミア価格があまり乗っていない物を、金運が付くようにとトイレに飾っています。
またこちらも去年初めてですがコールドウォレットを購入しました。自分は仮想通貨がオフラインで保存されるものと勘違いしていましたが、保存されるのは秘密鍵の方らしくどこまで安全か自分には分からない。あくまで有事のお守りと思っています。
自分はりゅう帝王学ラボというユーチューバーの「資産別・生死の記録」シリーズという、古今東西の経済危機における資産の動きをまとめた動画を見るのが好きなのですが、同氏の言葉を借りれば「システムの外」に資産を少しづつ移している最中です。
ゴールドに関してはそちらを参照していただくとしてFIREとの関係で少し補足させてもらうと、利息も配当も生まない金は複利効果が得られず、長期で見れば金より株の方がリターンが大きいというデータは複数存在します。
その為一般論としては、FIRE生活に金は不向きと言えます。ポートフォリオの中で増やしすぎると資産形成が遅れる可能性も無きにしも非ず、まだ若く現役で働いている方であれば、今はリスクを取ってリターンを得ても良いのではないかと思います。
ただここは判断が難しい所で、長生きできる人ほど複利効果を最大限利用すべきですが、同時に世界中の国が債務を膨らませている現状では、長生きできる人ほど存命中に金融リセットに巻き込まれる可能性が高い事は、心の片隅に置いて損はないでしょう。
一方既に資産形成を終えリタイア済みの場合ですが、金融危機を予測しディフェンス枠として金が欲しいという方は、4%ルールの外・つまり現金シールドの一部または全部を振り分けるのは全然ありだと思います。
逆に4%ルールの中・言い換えると生活費のために定期的に売却せざる負えないなら、無理して買う必要はないのかなとも思います。今ゴールドを売ってしまうのは、生苦が苦しいからと言って生命保険や火災保険を解約するようなものです。
Debasement Trade(通貨価値切り下げトレード)という概念は日本ではまだ馴染の薄い所ではありますが、一方銀座の貴金属店に行列ができているなんて話もちらほら耳にしますし、漠然とした不安を抱えた人は少しづつ増えているようにも感じます。
ただどんな投資手法であれ自分の中でロジックが腹落ちしている事が大切なので、みんなが買っているから・直近で上がっているからではなく、金融危機・通貨危機に対してどれだけリアリティを持っているかでコモディティの握力に差が出ると考えます。
当ブログとは正反対の立場ではありますが、日本の財政は全く問題ないしばら撒きすればするほど経済成長できると心の底から信じているなら、個人的には絶対お勧めしませんが、金でも株でもなく日本国債を買っておけばよいのではないでしょうか。
最近はS&P500ゴールドプラス(通称ゴルプラ)のような商品もあります。管理費用がやや高くこちらも積極的にお勧めはしませんが、機械的に積み増したら口座を逐一見ないという手法が性に合っている人には一つの選択肢かと思います。
自分は以前から一貫して、日本でFIREする最大のリスクは政府の財政赤字と他人の足を引っ張る国民性だと主張してきました。その時限爆弾がポピュリズムの大きな流れの中で、いよいよ爆発しそうだなという悪い予感があります。
今財務省や外国人に怒りの矛先を向けている層は、自らの過ちで国が傾いても反省すらせず、怒りをそのまま資本家に向ける。ただ超富裕層は幾らでも資産逃避の手段がある為、割を食うのはFIRE民のような小金持ちとなる事でしょう。
ただし正しい金融・財政の知識を身に着けていれば、現政権が最終的にどういう末路を迎えるのか・またその時何に投資すべきで何に投資すべきでないのか、人より一歩先んじて対策を行えるのではないかと思います。
最後に個人的な話ですが、今年はデジタル・デトックスを目標にしており、ブログは不定期更新になります。去年は色々と残念な出来事があり思う所は多々あるのですが、だから言ったでしょと言える日がいつか来る事を信じて、しばしの間地下に潜ります。
そうした事情もあり、資産防衛に関する考え方が近いという方がおられましたら自分をフォローしろとまでは言いませんので、前述の「資産別・生死の記録」シリーズの視聴をお勧めします。大変な時代ですがお互い頑張りましょう。














