孤独のFIRE

天涯孤独・社会的孤立状態のアラフィフ親父がFIREという名の無職を続ける記録

孤独民の地方移住は厳しいという話

FIRE民の間で地方移住は生活費の節約手段として人気です。ちょっと前だと大分県杵築市が安く家が借りられるとして話題になった事があります。そんな中FIREではないのですが、安住の地を求めて地方を転々としている人の体験談を見つけたので紹介します。

地方移住したら「やらかして逃げてきたヤバい人」扱いされた40代独身男性がたどり着いた先

 

この記事の主人公は40代独身、最初に移住した三重県は役所に紹介してもらった仕事がきつくて2年で引っ越し、次の香川県では一人趣味に飽き孤独に耐え切れず鬱気味に、一方で現在住む長野県では家族連れに負い目を感じる日々だそうです。

やっぱり求められている移住者って、若者か家族連れ、あるいは定年したシニア層でしょう。(略)自分のように、たいしてスキルもない中年独身男性には役所も冷たかったですね。

まぁ地域の経済に貢献してくる人が欲しいというのは地方自治体の本音でしょう。定年したシニア層が求められるというのはよく分かりませんが、 条件の良い仕事が都会に集まるというのは現実だと思います。その後も同氏のぼやきは続きます。

やっぱり移住者には店を開いたり、なんらかの形で地域の魅力を情報発信をしたり精力的に活動している人が多いんです。そういう人たちにはどうしても劣等感を抱いてしまっていて…… 

ここは孤独民の誰もがぶち当たる壁です。ぼっちあるあると言っても過言ではない。 自ら望んで孤独を求めていたはずなのに、一定以上の年を過ぎると隣の芝生が青く見える。その頃にはもう手遅れで年齢的にも経済的にも家族を持つことは叶わない。

 

自分が思ったのは、日本の生涯独身率は増加傾向にあるので、これからは中年独身者もマイノリティではなくなる。ならその立場で地域の情報発信をしていけば、それなりに承認欲求も満たせるのではないかと。

一方で今時の中年男性にはこじらせが異常に多いのも現実。自意識過剰でプライドが高く、コミュニティに溶け込むのが苦手で、ちょっと注意されると逆恨みして機嫌の悪さを顔に出す。そういう輩ばかりだから正直この記事も自分は話半分に捉えています。

逆に先住者にこの人の評判を聞いたら、悪口がボロボロ出てくるだろうなと。結局こじらせ独身者に居心地がいいのは、周りに誰もいないド田舎の一軒家か、逆に他人への無関心が極限まで達した大都会なのかなとも思いました。