孤独のFIRE

天涯孤独・社会的孤立状態のアラフィフ親父がFIREという名の無職を続ける記録

「FIREは合理的でない」記事に思う

 今日もヤフー経由でFIREに関する記事を見かけました。タイトルにもある通りFIREに対してやや批判的・懐疑的な立場となりますが、紹介した上で自分なりの考えを述べたいと思います。

フォロワー数11万人のカリスマ投資家「米国に全財産を預けるべきだ」…FIREはなぜ合理的ではないのか

 

まずこの全力米国株氏のカリスマ投資家という称号にいささか違和感があります。例えばテスタ氏やCIS氏が60万前後のフォロワー数なのと比べると少なくはないけど多くもないのではないかと思いました。

そして肝心のFIREの合理性うんぬんについては「人的資本が大きく毀損される可能性が高く、リスク資産に偏重したポートフォリオになってしまいがち」で、特に雇用の流動性が低い日本では一度退職すると復職は難しいので良くないとの事。

 

ポートフォリオに人的資本を含める考え方自体はいいと思うんですが、一方でこの人が米国株に集中投資している理由はもやっとしており、合理性とやらをいまいち感じないんですよね。少し本文から引用しますが

 

 お金というか「価値」を置いておける場所は「現金・不動産・(金や石油や仮想通貨などの)コモディティ・債券・株式」の5種類しかないと思っています。じゃあこの中でどこに置いておくのが一番いいんだと考えた時に、株式一択、そして米国株一択、という事になりました。

この中で一番いいのが米国株というの自体は賛同します。一方さっきまでポートフォリオのリスク分散の話をしていたのに、リスク資産は米国株への集中投資というのがしっくりこない。別記事によると半分はレバレッジETFだそうで、ここもリスキーな気がします。

 

自分はもう若くないですし人的資本もゼロの人間なので構わないのですが、若い方であれば可能性が限りなく低くても、アメリカ以外の国が覇権を取る可能性というのは考慮した上でポートフォリオを組むべきだと思いました。