孤独のFIRE

天涯孤独・社会的孤立状態のアラフィフ親父がFIREという名の無職を続ける記録

今更ですがイカゲームを見た話

FIRE生活の始まりと共に、ぼちぼち終活に取り組む時期となりました。今は体調を崩しだらだらお籠り生活を送る身ですが、例えば動画やゲームも残りの人生で全てを消費する事はできない、膨大なネット空間からこれはという物を選ばないといけない訳です。

それで先月入会したネットフリックスなんですが、やはり痒い所に手が届かないんですよね。いつか見ようと思っていたバーフバリやパシフィックリムは、後編があるけど前編がない。最近は劇場で見逃がすと後はアマプラ独占配信も多くなりました。

そんなこんなで2年前に話題になったイカゲームを見る事に。公開当時は「なんでデスゲームの元祖である日本を差し置いて、韓国からヒット作が生まれるんだ?」と変な文脈で話題になった作品であります。

見終わった感想としては、例えばカイジと比べても全くの別物ですね。カイジの面白さってクズ人間が追い詰められた時に見せる知恵や胆力にあると思うのですが、イカゲームの主人公は最後まで凡人。勝つのも運頼みか人頼みで、知略戦の要素はほとんどない。

まぁゲーム部分をシンプルにして人間ドラマに集中したから、世界で評価されたという面もあるのでしょうし、あれだけ酷い目にあっても尚人を信じれるのか?という問いに帰結する物語の構成は悪くないと思います。ただそこに至るまでの鬱展開がいただけない。

自分は人の醜さは現実世界で嫌と言うほど見てきたので、フィクションの世界で更に摂取する必然性がないです。鬱展開そのものは否定しませんが、対人関係のストレスで療養中の身にはきついかなぁというのが正直な所。

ただ不満を言いつつセカンドシーズンが始まったら、何だかんだで見ちゃうのかなぁ~。こればかりは分かりません。次はこれも今更なんですがボヘミアンラプソディーが再公開されているみたいなので、また消えない内に見ておこうと思います。