孤独のFIRE

天涯孤独・社会的孤立状態のアラフィフ親父がFIREという名の無職を続ける記録

円安でFIRE達成手法に変化はあるか

円安が止まりません。今これを書いている時点で1ドル147.8円。前回高値を超えるとまた介入で円高になるかもしれませんが、チャート的には高値を切り上げていくパターンは上昇トレンドと見て間違いないと思います。

個人的な話をすると、既に資産の8割はドル資産に逃がしてあります。悪い言い方をすれば高みの見物ではあるのですが、ここではまだ資産形成期にある若い方向けに、急激な円安でFIRE達成への手法に変化はあるのかという事を考えたいと思います。

 

現在の円安の原因としてよく言われるのは日米の金利差ですが、実はこれは短期の円安要因なんです。株の分析では長期と短期を分けるのは有効で、例えば何かスキャンダルで株価が下がっても、業績が順調なら何時か上がるだろうと推測できる訳です。

なら通貨のファンダメンタルとは何かと言えば貿易収支やインフレ率など複合的なのですが、日本において一番の懸念材料は通貨の発行量。これはシンプルな話でお金を刷れば刷るほどその価値は下がる。

つまり短期だけでなく中長期的に見ても、円は安くなる可能性が高い。為替リスク・つまり円高に動いて資産を失うリスクがないとは言いませんが、円資産だけを持って資産が目減りするリスクとの兼ね合いで考えるべきです。

 

自分は投資助言を出来る立場ではなく、あくまで自分ならこうするという妄想として聞いて欲しいのですが、貯金の中から生活費を残した残額で外貨建てMMFを購入し、そこからVOOやVTIなどのETFを定期購入していく。

つまりドルに関しては可能な範囲で一括購入・株に関してはドルコスト平均法で分割購入が良いのではないかと考えます。円安が進み海外資産の購買力が落ちるのを懸念しているのと、外貨建てMMFの金利が上昇しており商品として旨味があるからです。

正直言って、今の若者が資産形成を終える20年~30年後の未来というのがどうなっているかは想像つかない。その頃には自分は生きていないと思いますが、何か大きな変化が起きているような気がしています。

それでもこの国が危機的状況を迎えた時には、前触れとして円から資金を逃がす動きがあるのではないか、アメリカが傾いた時円が逃避先として利用されたのと逆の事が起きる可能性が高く、円安対策はある程度有効なのではないかと考えます。