孤独のFIRE

天涯孤独・社会的孤立状態のアラフィフ親父がFIREという名の無職を続ける記録

議員の海外視察と万年筆マネー

ちょっと前に話題になった自民党議員のパリ視察の私見です。個人的な事をいうと、自分は税金の無駄遣いに怒っている立場です。ですが一方で、この問題はやや党派性を帯びているとも思います。要は自民党を攻撃したい人がこの件を利用している。

全員がそうとまでは言いませんが日本の極左、例えばれいわ新撰組の支持者は、普段「税は財源ではない」だの「国の負債は国民の資産」だのと口泡を飛ばす訳です。でも本当に税が財源でなくお金が無から生まれるならこの問題に怒る筋合いはない。

彼らの考えが正しいなら議員たちがいくら無駄遣いをしようと庶民の生活には全く関係ない。自分達に渡るべき予算は別に金を刷ればいいのですから、むしろ「財政支出ありがとう!経済を回してくれてありがとう!」と感謝すべき話になるはずなんです。

ただ感情的な人間・利己的な人間は矛盾に気付かない。そこはホリエモン茂木健一郎が言うようにただの嫉妬でしょ?余裕がないんでしょ?と言いたくなる気持ちも分かる。個人的に彼らは大嫌いですし、繰り返しになりますが議員の視察には否定的な立場ですが。

 

FIREブログの立場から言わせてもらうと、本気で自分の資産を守ろうと思うなら経済、特に株式投資と国の財政は別のジャンルであり、別のメンターが必要になると考えた方がいいのではないかと思います。

資産運用のプロでも国の財政の話になると、聞きかじりで適当な事を言うインフルエンサーがごまんといる訳です。個人名も喉元まで出掛かっているのですが…。そういう人に師事すると必要以上にカントリーリスクを背負う事になる。

そして感情的で利己的な弱者がこれ以上増えた時、国がどうなるかという事に想像力を働かせるのも有用です。何故ならFIRE系インフルエンサーは二言目には「日本は物価が安い割に治安はいい」のでFIREに向いていると主張しますから。

テールリスク・最悪のシナリオとして、ばら撒きによる高インフレから庶民が困窮し、攻撃の的が政治家から資産家に移ると共に、治安とサービスの質が急激に悪化するというケースを想定した上でFIREの可否を判断すべきかと思います。